パニック障害の診断基準 

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パニック障害の診断基準
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パニック障害の診断基準

パニック障害には2種類の国際的な診断基準があります。どちらの診断基準を参考にするかは医師次第です。一つはAPA(米国精神医学界)によって作成されたDSM-IV-TRという基準と、もう一つがWHO(世界保健機関)によって作成されたICD-10という基準になります。

病院での問診

精神神経科、心療内科でパニック障害かどうかの診察を受けるときに問診されるのは、おおよそ次のような事項になります。

 
  1. 最初の発作が起きた時期
  2. 一番近い発作の時期
  3. 発作が持続していた時間
  4. これまで何度発作を起こしたのか
  5. 発作のときにはどんな症状が現れたか
  6. 思い当たる原因はあるか
  7. 家族構成、育った環境、学歴、職歴
  8. 何か病気に罹患しているか
  9. 服用している薬の有無
  10. 飲酒、喫煙の量
  11. 日頃ストレスを感じるものがあるか

大体このようなことを聞かれます。大事なことは、包み隠さずに全てを医師に打ち明けることです。恥ずかしがらずに自分の思っていること、感じていることなどを話しましょう。

2つの診断基準

パニック障害の症状の、パニック発作、広場恐怖の診断基準をパニック障害の基準とともに紹介していきます。下のそれぞれの症状の項目のうち、4つ以上の症状が同時に出る場合、更に繰り返し発作があることを確認でき、他の病気ではないと確定できたときにはじめてパニック障害と診断されます。

パニック障害診断基準

DSMIV-TR

ICD-10

コード番号

広場恐怖がないもの

300.21 広場恐怖があるもの

コード番号
F41.00 中等度(一月に4回以上の発作)
F41.01 重度(一月に週4回以上の発作)

1〜2にあてはまる

1〜2にあてはまる

1:繰り返しパニック発作を起こす

1:繰り返しパニック発作を起こす

2:発作を起こしてから以下のことを1つ以上満たす
・さらに発作が起る事への不安(予期不安)
・自分を失う、狂ってしまう、
生命の危機を感じるという恐怖心
・仕事を辞職したり、運動を避けるようになるなどの行動の変化

2:以下の全てを満たす
・はっきりと区別される激しい不安や恐怖
・発作が数分で頂点に達し、数分間は持続している
・発作の突然の開始

3:パニック発作は他の病気が原因ではないこと

3:パニック発作は他の病気が原因ではないこと

パニック発作

DSMIV-TR

ICD-10

以下に挙げる項目を4つ以上が突然出て、10分以内に症状がピークに達する

以下に挙げる項目のうち、4つ以上が現れ、その中の症状が1〜4のどれかである

1:動悸

1:動悸

2:息苦しい

2:息苦しい

3:汗が出る

3:汗が出る

4:震え

4:震え

5:息ができない感覚

5:息ができない感覚

6:胸に痛みを覚えたり不快感がある

6:胸に痛みを覚えたり不快感がある

7:吐き気、腹部の不快感

7:吐き気、腹部の不快感

8:ふらつく、めまい、意識が遠のく感

8:ふらつく、めまい、意識が遠のく感

9:夢の世界にいる感覚、
体が自分のものではない感覚

9:夢の世界にいる感覚、
体が自分のものではない感覚

10:気がふれてしまうことへの恐怖心

10:気がふれてしまうことへの恐怖心

11:命の危機への恐怖

11:命の危機への恐怖

12:体の感覚の異常

12:体の感覚の異常

13:体の火照りや冷え

13:体の火照りや冷え

 

14:口の中の乾き

広場恐怖

DSMIV-TR

ICD-10

コード番号
なし (300.21 広場恐怖のあるパニック障害)
300.22 過去にパニック障害のない広場恐怖

コード番号
F40.00 パニック障害のあるもの
F40.01 パニック障害のないもの

  1. パニック発作が起きた場合に、助けを求めることができない場所や状況に対しての不安感。(列に並んだり交通機関の中やその移動)
  2. その状態に、強い不安感や苦痛を伴いながら耐えるか、同伴者が必要になる。
  3. 他のどの疾患にもあてはまらない。
  1. 旅行や一人旅、雑踏や公衆の場所で、2つ以上で不安を感じる
  2. 恐怖から逃れるものが、際だったものでなければならない
  3. 自律神経症状や心理的症状は、不安感の一時的なものでなければならず、妄想や強迫思考の二次的なものではいけない。

パニック障害セルフチェック

自分で簡単にできるパニック障害のセルフチェックです。ただし、このチェックでパニック障害の診断にはなりません。あくまでも目安で、パニック障害の傾向があるかもしれないということで、もしかして……と思う人は医師の診察を受けることが大切です。


□外出をして電車やバス、人混みの中を歩くとクラクラしてくる

□部屋の照明がまぶしく感じるようになり、暗い方が落ち着くようになった

□風邪の症状もないのにいつの間にか発熱している

□神経がピリピリしていて、物音や呼ばれた時など、飛び上がるほど驚いてしまう

□集中力がなくなり、一つのことを持続して行ったり考えたりができなくなった

□ネガティブである

□クヨクヨしがちだ

□生活のリズムが一定ではない

□常に睡眠不足である


※これらの項目に3つ以上あてはまるようでしたら要注意です。パニック障害ではなくとも不安神経症の場合もあります。自分は心の病気なんじゃないか……と思ったら、精神神経科や心療内科を訪れてみましょう。

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