二次的うつの治療が先決
パニック障害と併発して発病するうつ病を「二次的うつ」と言います。併発して出てくる症状ですが、パニック障害とは一緒にせずに、別な病気として分けて見られます。このうつ病はジワジワと少しずつ進行していき、パニック障害の本人はもちろん、家族や時には医師ですら気づかないうちに進行して発病します。気持ちが沈みがちになるだけで、発作の回数も減ってくるために、本人も周囲もさほど気にかけない場合が多いのですが、うつ病にまで発展してしまうと、人生の貴重な時間を無駄に過ごしてしまいます、早急な治療が必要になるのです。
うつ病の症状
パニック障害の患者がいつの間にかうつ病になっていた。そんな状況を周囲はもちろん本人も気づかなければいけません。うつ病の症状が以下のようなものになります。
- 1日中気持ちが落ち込んでいてどんなことにも興味も喜びも感じない
- 食欲がなく、毎晩眠れない
- 訳も分からずイライラする
- すぐに体が疲れて根気がなくなり、活力も湧かない
- 生きる気力がわかない
- 自分に対して強い劣等感がわく
- 何かを決断する場面でもそれができない、どうでもよくなる
先にうつの治療を
先にうつ病の治療を行い、前向きにパニック障害の治療に取り組めるようにしていきます。副作用の少ないマプロチリンなどの軽めの抗うつ薬を使用します。そしてできるだけ心の休養をとり、重度の場合は三環抗うつ薬のイミプラミン、クロミプラミンなどで本格的にうつの治療をする場合もあります。しっかりと真面目に取り組めば、3ヶ月ほどでうつの症状は消えていくでしょう。パニック障害を放っておくとこうしてうつ病も出てきてしまいますので、できるだけ早いパニック障害の治療に取りかかりましょう。